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≪老衰多いと医療費低い!?≫

少子高齢化社会の日本は、毎年医療費が増大し、医療費を抑制・削減することが大きな課題となっております。



そのため、2年に一回行われている医療費改定では、診療報酬をどうするかが、ここ最近の議題になっております。



で、現状では、医師の診療報酬を下げると医療業界から大きな反発をくらうため、薬価を下げる。。というのが一つの流れです。



しかし、大幅に薬価を下げれば薬を開発している企業がやる気を損ねることになるため、微々たる下げしか出来ません。



そうなると、結局、負担を強いられるのは我々消費者、個人になります。



社会保険、国民保険、介護保険、医療費、介護費。。全て上げなければならない状況です。



そんな中、健康長寿を目指す日本の策として、国民一人一人が大病せず、なるべく病院にかかることを減らし、老衰で最後を迎えるように努力すれば良いのでは?、という、本当にとてもシンプルで基本的なことですが、真面目に考え始めたようです。



実際に老衰に関するデータを取得し分析しているようですよ。



その例を見てみてください。



日経のこちらです。



老衰多いと医療費低く


男性最多の茅ケ崎市、平均より14万円 75歳以上 本社調査




 老衰と診断されて亡くなった人が多い自治体ほど高齢者の1人当たり医療費が低くなる傾向があることが24日、日本経済新聞社の調査で分かった。男性の老衰死が全国最多の神奈川県茅ケ崎市は年間医療費が全国平均より14万円低い。老衰死が多くても介護費に増加傾向はなかった。健康長寿で老衰死が増えれば、医療・介護費を抑えることができるとみられる。






 人口20万人以上の約130市区を調べた。老衰死の自治体間格差は男性で最大6.8倍、女性で4.3倍に上った。


 老衰死の割合は男性が高い自治体では女性も高くなる関係があり、自治体による違いが大きかった。健康な高齢者の割合の多さや周辺の医療機関の対応の違いが影響している可能性がある。


 男性で最も高かったのは神奈川県茅ケ崎市。年齢構成の違いを調整して全国平均を「100」とする死亡率でみると、210.2で全国平均の2倍超。女性も172.1で2番目の高さだった。


 今回の調査で算出した同市の75歳以上(後期高齢者)の1人当たり医療費は年間で約79万2千円で、全国平均(約93万2千円)より14万円低い。高額の自治体の医療費が同市レベルになれば国全体で2兆3千億円の医療費が減る計算になる。


 茅ケ崎医師会は「医療・介護の多職種が連携し、在宅などで暮らす高齢者を支える態勢が充実している。健康を維持して『自宅で最期を迎えたい』という人が増えている」という。市は健康診断や医療費のデータを詳細に分析しており、生活習慣病対策に力を注ぐ。


 一方、男性で最も老衰の割合が低かったのは大阪府茨木市(30.9)で全国平均より7割少なかった。女性も49.6で全国平均の半分にとどまり、全体で5番目に少なかった。医療費も全国平均を上回っていた。


 調査では死因別でみるとがんで亡くなる人の割合が多いと、医療費が増加する傾向がみられた。老衰死と1人当たり介護費も比較したが、老衰死が増えても介護費が増加する傾向はなかった。


 終末期に入院すると、ベッド代や治療費がかさみがちだ。最期まで在宅などで過ごせる高齢者は積極的治療を抑えつつ、穏やかな最期を迎え、結果として医療費が低くなっている可能性がある。


 医療の地域格差に詳しい国際医療福祉大大学院の埴岡健一教授は「老衰死は医師の診断差(バイアス)はあるが、健康度と関係が深い可能性がある」と指摘。長寿は医療費全体を押し上げるとされるものの「老衰死が多く医療・介護費が低い地域の要因を解明し、好事例を全国に広めていく発想と政策的アプローチが必要」と話している。


 調査の概要 


  日本経済新聞社が独自に入手した市区町村別の75歳以上(後期高齢者)の1人当たり医療費(年間)と、厚労省が公表している2008~12年の5年間で老衰と診断されて亡くなった人の割合(標準化死亡比)の関係を調べた。


 医療費は後期高齢者医療制度が始まった08年度は自治体によって11カ月で算出しているため09~12年度の4年間で平均を算出した。人口が少ないと死亡率の誤差が大きいため人口20万人以上の約130市区で比較した。


 死因と医療費との関係は老衰のほか、がん、心不全、脳血管疾患など主要な死因と比べ



如何ですか?



当たり前の論理ですが、実際にこれを目指している個人は少ないのではないでしょうか。



で、本当に真面目に国が老衰人口を増やそう、という取り組みもまだ世界ではないですよね。



では、実際に老衰で亡くなられている日本人はどのくらいいるのでしょうか。。



そんなデータもありました。



引き続き日経のこちらです。



老衰 5番目の死因、昨年9万人超



▽…全身の機能が老化によって衰弱した状態。死因としては、厚生労働省の死亡診断書記入マニュアルで「高齢者で他に記載すべき死亡の原因がない、いわゆる自然死の場合にのみ用いる」と定義している。






▽…老衰から誤嚥(ごえん)性肺炎など別の病気を併発して亡くなった場合は、医師が老衰が直接の死因かどうか医学的な因果関係に従って判断する。年齢の規定はないが、75歳未満で判断することは少ない。



▽…厚労省の人口動態統計によると、2016年に亡くなった約130万8千人の死因別では「がん」が約37万3千人(28.5%)で最も多い。次いで「心疾患」の約19万8千人(15.1%)、「肺炎」の約11万9千人(9.1%)、脳血管疾患の約10万9千人(8.4%)の順。老衰は約9万3千人(7.1%)で5番目の死因となっている。



どうです?



僕の祖母も老衰で無くなりました。



と言いましても、自力で生活出来ない状態になったため、亡くなる半年ほど前は病院で入院していたのですけどね。



それでも、どこか痛い、病で倒れた、ガンに侵されて。。というようなことではありませんでした。



そういう意味では、私達家族も大きな介護負担も強いられずに過ごすことが出来ましたので、ある意味祖母に感謝しております。



このような経験があったことで、改めて、家族お互いのために、老衰で最後を迎えられたことはとても良いことだったんだな、と今、強く思うことが出来ます。



もちろん、病気だけは気をつけていても遺伝などでわかりませんし、交通事故のように意図しない出来事もあります。



それでも、なるべく病気になる確率を防ぐために、日々の生活習慣を良いように過ごすよう意識したいですよね。





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